倉敷を知る【玉島・船穂エリア】
倉敷市の西南部に位置する地域です。山陽自動車道が通る北部の丘陵地では、岡山を代表する果物である白桃やマスカット・オブ・アレキサンドリアやピオーネなどの栽培が盛んです。
また、西部には沙美海岸があり海水浴場が設置されています。
懐かしくもありのどかが似合う、自然と人とが共生するエリア
新倉敷駅から南側を中心に広がる市街地で、一歩路地を入るとレトロな建物が多くあり、町のいたるところで時の移り変わりを感じられるのが、玉島の魅力です。
ただ古い町並みを残しただけでなく、県下最大規模の白桃の産地としても有名で、県内有数の桃の産地としての顔も持つ。
歴史的景観を残す玉島
中心部は、江戸時代より物資の集散地として栄えた玉島港の港町で、備中松山藩や岡山藩等の外港としての機能を備えていました。現代になり、新たに当地東南部の乙島地区に水島港玉島地区が造成され、南の瀬戸内海沖合へと拡大し、貿易港になっています。
その周囲は水島工業地帯の一部をなし、事業所・工場が多数立地する。中部は近世に干拓によって造成された平坦な平野で、東西に山陽新幹線と国道2号玉島バイパスが走っています。また、山陽自動車道が通る北部の丘陵地は岡山県内有数の果樹栽培の盛んな地域で、白桃などのモモ類、マスカット・オブ・アレキサンドリアやピオーネなどのブドウ類の産地でもあります。
西部の黒崎地区は、水産業・水産加工業、およびハエ取りリボンなどの産業が盛んであり、また沙美海岸があり海水浴場が設置されています。その他、当地全域における古くからの産業として酒造業・繊維産業・麦稈真田製造・除虫菊栽培・沿岸部における養殖・漁業などがあります。
スイートピーの町 船穂
ゆったりと流れる高梁川のほとりに広がる「船穂町」は、温暖な気候と豊かな水を利用して、マスカットなどの果物やスイートピーの栽培が盛んな町です。高梁川の西岸にあり南部は平坦ですが、北部は丘陵となっていて、モモ・ブドウ（温室栽培マスカット）、スイートピーなど果樹・花卉の栽培を中心とした農業が盛んです。また、2003年より「ふなおワイナリー」が開設され地元産のマスカットを主原料としたワイン作りが営まれています。
