その他の故障解決
初めての一人暮らし。故障の不安はつきものです。困ったときのために知っておきたい事をまとめました。
部屋が臭い場合
部屋がどぶ臭くなる話は良く聞きます。これは排水口から配水管本管の臭いが上がってくるためです。通常臭いがあがるのを防ぐために配水管にはトラップ機能がついていますが、洗濯機の排水口には無い場合があるのです。トラップには水が常に溜まっており、管を水でふさぐ機能を持っています。これにより臭いやゴキブリ、ねずみが上がってくることを防ぐのです。
洗濯機の排水口を確認
排水口と配水管ホースの間に隙間がないか。隙間がある場合は、ホースと排水口との隙間をシリコン系のコーキングで埋めましょう。隙間をなくすことで臭いがあがってくることを防ぎます。コーキングやコーキングガン(コーキングを使用する器具)はホームセンターで400円〜1000円くらいで売っています。
台所や洗面台の排水口の確認
台所や洗濯機はほぼトラップ機能がついていますが、やはり隙間から臭いがあがってくることがあります。その場合も上記と同様の処理をして見ましょう。市販のパイプ用洗浄剤でこまめにお手入れすることも必要です。配水管のまわりにこびりついた汚れが原因で悪臭を放つこともあります。
結露防止対策
住んでみないと分からない結露問題。せっかく気に入って借りたマンションなのに結露がひどく住むのが困難になるのは嫌な事です。結露の原因と対策をしっかり考えましょう。
原因
通常マンションは一戸建て住宅より高い機密性を持っています。鉄筋コンクリートで作られ、換気ができる窓は玄関側と、ベランダ側だけと少ないケースが多く、換気扇もキッチン・トイレ・お風呂以外には設けていない物件が多いようです。こんな部屋で、梅雨時・冬季部屋を閉めきり、換気もせず室内に洗濯物を干している家庭では間違いなく部屋のどこかで結露が起きているはずです。
対策
水蒸気が発生するものは換気を併用しましょう
洗濯物を室内に干す・お湯を沸かす・鍋物をするなど水蒸気を発生させる原因があるときは必ず換気を併用しましょう。窓をあけることも必要です。水蒸気の発生源と換気扇の距離が離れるほど水蒸気が残りやすく、結露が起きやすい状態になります。
換気扇は常に回しておきましょう
マンションは一戸建てと違い、自然換気がしにくい造りになっています。これを補うため、常に換気扇を回しておくと良いでしょう。お湯を沸かしたり、鍋物をする以外にも湿気を発生させるものは色々あります。常に空気を流し入れ替えることが大切です。
収納スペースの空気を入れ換える
晴れた日には、クローゼットや押入れをあけ、空気を入れ替えると良いでしょう。湿気が続く季節にそのままにしておくと、その中に溜まった水蒸気が逃げ場をなくし、室温が低下し露点以下に温度が下がったとき"結露"となって現れます。そしてそれが"カビ"へと変わっていくのです。収納の底の部分には、すのこなどを敷き空気が通りやすいようにしておきましょう。
石油ストーブやガスストーブの使用は要注意
石油ストーブやガスストーブは、部屋をすばやく暖めるにはとても便利なものですが、ガスを燃焼させているときに大量の水蒸気を発生しています。ストーブで暖められた空気は室温の上昇をもたらし、その結果、空気中に含むことのできる水分が増加します。よってストーブを止めたあと室温が低下すると、空気中に含まれていた水蒸気が含みきれなくなり、水滴などの現象で表れるのです。その繰り返しが[結露]を呼び起こします。これらを防ぐためには、ストーブ使用中から止めたあとまで換気扇を回すことが大切です。しかし賃貸マンションでは北側の部屋には換気扇が無いケースが多いため、結露が防ぎきれない結果になるのです。この場合は石油ストーブ・ガスストーブの使用を避け、電気ストーブ・エアコンを使用する、あるいは窓用の換気扇を設置したり、除湿機を置いて補いましょう。
ブレーカーが落ちる
一般的なブレーカー
通常賃貸物件では20アンペアから30アンペアのところが多いようです。エアコン・テレビ・洗濯機・電子レンジ・パソコン・冷蔵庫と言い出すときりがないくらい生活には電気がかかるものです。時として、ドライヤー等の使用により(ドライヤーは電力消費が強い)瞬間的にブレーカーが落ちてしまう場合があります。
消費の多い家電の電源を切りましょう
メインブレーカーまたは分岐回路ブレーカー[個々のブレーカー]が落ちている場合が多いため、それを上にあげれば通常の使用ができるようになります。
アンペアを上げてもらいましょう
家族構成・家電の数にもよるが、10アンペアから20アンペアだと日常的にブレーカーが落ちるケースが多い。大家さん。電力会社に問い合わせの上アンペアを上げてもらいましょう。通常30アンペアから40アンペアくらいまではあげられるケースが多いです。
漏電ブレーカー
漏電ブレーカーとは電気配線や電化製品が漏電を起こしたとき自動的に電気を止めて事故を防止する装置です。
小さいスイッチを切りましょう
分電盤についている漏電遮断機の横に並んでいる小さいスイッチ(分岐回路の安全ブレーカー)を全部切ります。
漏電ブレーカーを入れ確認しましょう
漏電ブレーカーを右側の黄色いボタンを押しながら入れ、小さなスイッチを一つ一つ入れていきます。漏電ブレーカーが落ちたスイッチが漏電個所です。
他の回路は使用できます
再度漏電ブレーカーをあげて、他の回路のスイッチを入れれば漏電している回路以外は使用することができます。ワンルームマンションや部屋数の少ないアパートではコンセント系・照明系でブレーカーが分かれている場合もあります。
テレビの映りが悪い
テレビアンテナには共同アンテナと個別アンテナがあります。賃貸マンションの場合は共同アンテナを使用しています。
同じマンション・アパート内の部屋のテレビも同じ症状なのか確認
共同住宅ではひとつのアンテナを使用しているため、そのアンテナに障害が起こると建物全体に障害が起こります。あなたのテレビの症状と同じかどうか、ちょっとお隣にたずねてみましょう。
ご近所のテレビ映りも確認
例えば隣に住んでいる大家さんや近くのラーメン屋さんなどに確認して障害が無いようでしたら共同アンテナの障害が考えられます。大家さんや管理業者さん、不動産屋さんなどに問い合わせてみましょう。ご近所も同じ症状であれば、受信障害です。最寄の通信局・またはケーブルテレビ(加入の方)へお問い合わせください。
テレビのアンテナをチェック
屋根にあるテレビアンテナが見えるようであれば、(3m前後の長い鉄棒に串刺しのように1m〜2mの鉄棒が垂直に並んでいるのがテレビアンテナ)たおれていないか、またはまわりの建物のアンテナと比べて、いやに向きが違わないか、原則アンテナの先はテレビ塔をさしている。雨風が強い日の後こういう事が起きる場合もあります。
配線などのチェック
自分の『家だけ』という場合には・・・テレビの故障や配線の仕方などをチェックしてみましょう。
テレビやビデオなどを一本のアンテナでつなげていないか、アンテナ線が必要以上に長くないか確認しましょう。
アンテナで受信した電波が弱くなってしまうためテレビの映りが悪くなることがあります。
アンテナを直接テレビに接続したり、アンテナ線を2本に分けて使用してみましょう。
これで映りが良くなれば"解決"です。
それでも改善しない場合は電波が弱くなっているということです。家庭用の卓上ブースターを置いてみましょう。
それでも解決しない場合は電気屋さんに相談してみ ましょう。
フローリングに傷がついた場合
うっかり物を落としてフローリングに傷がついてしまった!なんてことありますよね。傷というのはなかなかシロートでは難しい部分もありますが少しの傷・へこみ等であれば生活上目立たなくすることはできるのではないかな。最近はいい補修剤がホームセンターなどで売っているので見てみよう。
擦り傷ならワックスで
擦り傷くらいならフローリング用のワックスを厚く塗るだけで消えてしまいます。
白い線が入ったらペンタイプで
白い線が入ってしまったら、ペンタイプの傷補修剤で着色してからワックスで仕上げればかなり分からなくなります。注意! 必ずホームセンターなどでペンタイプの補修剤を色合わせして使用上の注意を聞くことです。
へこみ傷はクレヨンタイプで
へこみ傷の場合はクレヨンタイプの補修剤を埋め込んで仕上げにワックスを塗りましょう。それだけでだいぶ違います。
日頃のお手入れ
水回りがフローリングの場合は、水にぬれて変色してしまったりしますので、マットなどを引いておきましょう。上記のものはすべてホームセンターで購入できますので試してみてください。フローリングは日ごろからワックスを塗るなどしてきちんと手入れしておきましょう。